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考えさせるNPO活動-ARTと社会

からの投稿|2011年1月12日

2010/12/20 @船場アートカフェ

ART NPO。

アイデア自体はヨーロッパに200年も前からあり、
ドイツだけでも約300ものグループが活動しています。


その中のNGBK。

戦後のドイツ分裂の最中、
芸術に対する意識改善・見直しの結果として議論を重視し、
ARTから社会問題を扱う団体である点や、
会員なら誰でも企画立案ができる民主的な面を持つ団体である点から
他とは一線を置く団体です。
ARTを通じて社会・ジェンダー・貧困等の問題を考え、
知ってもらおうと活動しています。


その現マネジメント・ディレクターのレオニー・バウマンさんの講演でした。

若年層への芸術教育にも力を入れ、未来にも目を向けている。
20年にもわたるNGBKのクオリティ維持や組織運営の構造こそ、
団体の特異性を表してました。

展示テーマも多種多様だそうで、
NGBKでしか出来ないテーマを求め、
様々な方が集まる団体とのこと。
議論を通し、実現した企画は質が高いことも容易に認識できました。

資金繰りも、文化に資することに財源が使われる「宝くじ」でやっており、
ドイツの芸術への認識も垣間見える、
また日本でのNPO活動に反映できることが多い講演会でした。

特に印象的だったのが、
「つまずきの石」という、
道に過去に人種差別があったことを表すタイルを埋め込むという活動。
本当は違法なのですが、社会的な後押しもあり、
ドイツ政府も活動を違法とすることもなくなり、
タイルがドイツの道を席巻していって現在に至っています。
地下鉄ホーム等、公共空間での展示に多く挑戦しているNGBKでは、
この活動を実施したアーティストを招き後押ししたそうです。
「社会を動かす」活動。
アートの可能性を感じた例でした。


率直に、日本以上にNPOに活気があり、
NPOの可能性を考えさせる内容だと思いました。
講演会後、大変満足した反面、
NPOのイメージを払拭された思いがしました。


OSOTO特派員
大阪府立大学 生命環境科学部  緑地環境科学科  玉井 一生

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